北海道の暑寒別岳に登ろう2

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獲らないで見るだけで撮るだけで

雨竜沼湿原で見られるのは、何しろ豪雪地帯であるためにそれらが溶けてからの話ではありますが、ヌマガヤやイボミズゴケの群落、ヌマガヤやホロムイスゲの群落、ホロムイソウやムカヅキグサの群落、ウツクシミズゴケの群落などを見つけることが出来ます。その形状もまちまちな、直径数10cmから、大きなものにもなると100m近くにもなるのですが大小合わせれば700以上もあるとされ、池塘と呼ばれる湿原の泥炭層に出来る池沼を見ることが出来ます。そこにはホウソバウキミクリの群落を始め、カラフトカサスゲの群落、ミスカシワの群落、カキツバタの群落といったような水生植物を見つけることが出来ます。また水辺に目をやるとイワノガリヤスやコバイケソウの群落などを見つけることが出来、雪解け後に再び秋が訪れるまでの間には総勢150種とも200種とも言われるトレッカーに人気の植物界のオールスターが自然のままで生育しています。短い夏の6〜9月頃になると雨竜沼一帯の湿原では、オレンジ色の綺麗なエゾカンゾウがヒオウギアヤメ、タチギボウシが花を咲かせます。他にも尾瀬でもよく見られるミズバショウやザゼンソウ、ショウジョウバカマ、ハクサンチドリ、エゾノリュウキンカ、イワイチョウ、シナノキンバイ、チングルマ、エゾノシモツケソウ、エゾノサワアザミといった植物を見つけることが出来ます。トピックスとして、これまではオゼコウホネの一種であると考えられていたスイレン科コウホネ属の水生植物は、2005年になって固有の品種であることが分かったのですが、雨竜沼の名に由来するウリュウコウホネと名付けられました。また、幼虫が池の中で育つトンボには絶好の住処を与えており、エゾルリイトトンボやベニヒカゲの雨竜沼バージョンといったような希少なトンボを見ることも出来ますし、エゾヒメギフチョウといった湿原ならではの昆虫を始めとした動物も生息しています。またノゴマを始めヒバリ、オオジシキなどの草原でよく見られるような鳥も見つけることが出来ます。もちろんここは北海道ですから、エゾヒグマも居ますからトレッキングに訪れるなら決して安全対策を怠ってはいけません。